2004.6.17 vol.11
触感が大事な木のスプーン

長年探していた漆のスプーンに出会ったのが2003年。
木から形作り豆鉋で仕上げて行く工程を聞くだけでも
気が遠くなる作業をこなし拭漆で仕上げてあります。
作者の酒井邦芳氏は輪島で20年蒔絵の職人として
仕事をし、5年ほど前に長野へ戻り工房を開き
まずは匙づくりを手がけたのだそうです。
2004年10月には藍クラフトにて
個展も予定しています。

左から栗拭漆匙・小、槐拭漆れんげ、
栃拭漆れんげ、栗拭漆匙・大
“工房くに”のHP→
栗拭漆匙・小は
白磁のC/Sに乗せてデザートや
蒸しものなどを頂く時に触感は
抜群の出来上がりです。
栗拭漆匙・大は
七寸皿に添えてカレーやチャーハンを頂く時
渕にあたり嫌な音を出すことも無く、
ソフトな使い心地を味わっていただけます。
牡丹唐草コーヒーカップに
添えてコーヒースプーンと
しても活躍してくれます。
中鉢に添えて使うれんげは手にしっくりとなじむカーブ
で口に運ぶ時もスムーズな動きができます。
スープ、おかゆ、おじや、チャーハンなど出番は多い
でしょう。れんげですくったものがスルリと口の中に
流れて行く感じはこの窪みの加減にあります。
槐の(えんじゅ)木を光沢を出して磨きあげてあり
使う前にしみじみ肌触り確かめてしまいます。
八寸皿にも柄の長さが十分にあるので
皿の縁にしっかり止まり
お皿の中に落ち込むことがありません。
取り分用とし使えます。


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